2009年08月04日
【コーヒーコラム】普通のコーヒーをスペシャルティーコーヒーにする方法!
コーヒーコラム第6回目です
風味の弱いいわゆる普通のコーヒーを、甘みがある輪郭のしっかりとしたスペシャルティーコーヒーにする方法を発見!
あるものを追加することによって甘みが増し、コーヒーらしさを残しながらも別の珈琲豆であるような印象を作ります。
砂糖やミルクを追加するアレンジは良く知られていますが、こういった方法はコーヒーらしさを損なってしまいます。砂糖やミルクは味の印象が強く、コーヒーの味を打ち消してしまうことが多いからです。
今回使用するのは・・・
「もち玄米」
日本茶では、あまりおいしくない緑茶に玄米を追加して、おいしく飲めるようにする事がありますが、これを応用します。
もち玄米の「舌にこびり付く様に上から乗っかってくる丸い甘さ」は
普通のコーヒー+α=スペシャルティーコーヒー
このαの部分に近いものではないかと考えたからです。
今回紹介するもち玄米は、お茶のみやおえんさんの送料無料で315円のもち玄米を使用しました。
珈琲豆にもち玄米を淹れてみた所
配合率は珈琲豆12gに対してもち玄米2gくらいがちょうど良いみたい。好みや抽出方法に応じて微調節してください。
挽いてみると、ふんわりクランキーチョコレートのような香り。
時間の経過につれてコーヒーに馴染んできて、香りからは玄米が入っていることが分からなくなってきます。
これを淹れてみると・・・
香り、味ともに、野性味のある強さが加わりました。甘みが表現され、舌にまとわり付くような印象。喉を通り過ぎた後も、独特の余韻が残っています。印象の薄いコーヒーでも、コーヒーらしさを損ねずに、マンデリン以上に我の強いコーヒーにすることが可能です。
エスプレッソ、カフェラテ、松屋式ドリップ等、独特なアレンジおよび抽出方法には名前が付けられています。管理人もこの抽出方法には名前が必要ではないか?と考えました。
この抽出方法を48の珈琲技の一つ、「コーヒーファンスペシャル」と名付ける事にしました(2009年8月7日)
引用の際には引用元をご紹介ください。